せどり日記 本せどりのデメリット

せどり日記 本せどりのデメリット

 

前回の記事で、本せどりのメリットを書きました。

せどり日記 なぜ本せどりなのか ~ 本せどりのメリット

今回は本せどりのデメリットについて述べていきます。

1、単価が安い分、薄利多売になりがち。

 やはりこれが一番のデメリットなのではと個人的には思います。本は仕入れ値が安く、利益率が高いというメリットがありますが、やはり単価が低い分、儲かる金額も少ないです。お小遣い程度に稼ぐのならともかく、がっつり稼ぎたいのであれば、大量に仕入れて、大量に売る必要があります。労働をしても、儲けたいのか、労働を割に合わないと感じるか。ここが本せどりをするかどうかの一番のポイントになると思います。

2、再販商品の新品は定価以上で売れない。

 多くの本が「再販制度」による委託品だということはご存知ですか?

 再販制度に関して、詳しくはこちらのホームページをご覧ください。

一般社団法人 書籍出版協会 再販制度

 ものすごく簡単に説明すると、「委託販売商品は売れなかった場合返品できる、その代わり値段は変えられない」となります。

 amazon品切れ中の新刊本などを高く売りたいと思っても、実はこれ規約違反なのです。再販制度の対象は「委託商品」なので、「買切商品」の場合は対象外のはずですが、どの商品が「委託」で何が「買切」なのか。書店に勤めていて、実際に仕入れをしていない限り、普通わかりませんよね。

 amazonでは実際に定価より高く売られている新品の本はあります。しかしながら、いつ、amazon側から、規約違反ということでアカウント停止になるかわかりません。そこまでの危険を冒すべきかどうか。

 一応抜け道はあって、中古で「ほぼ新品」で売ることはできます。中古ならば「再販制度」の対象外です。しかしながら、amazonで購入する人は、そのような事情は分からないので、綺麗な本を欲しければ新品から探して、やたら高い「中古」をわざわざ見ないですよね。そこが悩ましいところではあります。

3、値段の変動が激しい。

 仕入れた時のamazon最安値が千円だったのに、次の日には1円に!ということもあるのが中古本。品数が多いために価格管理ツールを使う人も多いと思いますが、最低価格を定めておかないと、全く利益の出ないことにもなりかねません。

 以上が主な本せどりのデメリットとなります。前回書いたメリットと併せて、よく考えて本せどりを行うのか、どうやったら利益を出せるのか、考えながら行いましょう。

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