アスペルガー 大人になってアスペルガーだと気づいたそのきっかけ

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今回から今までとちょっと趣旨を変えて、自身のアスペルガー障害に関して語っていきたいと思います。

なぜ書くことにしたか?最近いろいろ話題になることはあっても、どのような障害なのかは今一つ知られていないこと。もしかして自分もそうなのでは?と思っても受診することにはそこそこのハードルがあること。だからこそ自身の体験を書くことで悩んでいる人達に役に立つことがあるかもしれないと思ったからです。

大人になって発達障害だと診断される人も増えてきました。なぜ増えてきているのか。そもそも私達が子供の頃には「アスペルガー」なる言葉すらほとんどの人は知らなかったと思います。それとは別に主に2つの理由があると私は思っています。

1、メディア等で取り上げられて、それが自分と当てはまるために受診して見た。

2、子供が発達障害だと診断される。発達障害に関して調べてみたら、自分にも当てはまり、受診したら自分も発達障害と診断された。

私の場合は1のパターンです。

以前書いたブログで自分がアスペルガー障害であることは書いています。

断捨離日記 その1 片付けられない私

『片付けられない女たち』は主にADHDについて書かれたものでした。私は発達障害とは言ってもADHDの傾向は少ないんですね。

いろいろ自身に疑いを持ちつつ、数年が経過。ある時自身の発達障害に関する書籍を書いている泉流星さんについて取り上げられているテレビ番組を見ました。

この時の泉さんの子供時代のエピソードでまさに「これは私のことだ!」と思い当たることがありました。

彼女は関西出身なのですが、関西弁を話さず標準語を話していて周りから浮いていたそうです。

私は九州出身です。かなり田舎育ちで、方言もきつい地域なのですが、幼い頃、標準語を話していました。保育園に通っていた時は誰もそれについて何も言いませんでした。そもそもそのくらいの年齢ならコミュニケーションをとれるかとれないかって話かもしれません。それが小学校に入学した途端、周りからいろいろ言われるようになりました。

小学生は年齢も幅があります。1年生はかなり幼いですが、6年生になればかなり大人に近づきます。私の言葉遣いはかなり奇異に感じられたのでしょうね。どうも自分はおかしいらしい、と気づいた私は、周りに合わせて方言を使ったり目立たないように行動を抑えることを「学び」ました。

アスペルガーというのは空気を読まない病気だと誤解している人がいるようです。自分が空気を読めない人間なのは否定しませんが、学習して行動を改めるということは出来ないわけではないんですよね。

話がそれました。泉さんと自身の共通点。自分と他の人との違い、どこか人とうまくやれないことがある。そこには「アスペルガー」という障害があるのではないかという自分の中での疑いがむくむくと頭をもたげてきました。

発達障害の傾向でよく言われることですが、なにか気になることがあるととことんまでこだわり、調べなくて気が済まないというのがあります。

アスペルガーとは何なのか、果たして自分は本当にアスペルガーなのか。この後私が取った行動については次回以降に書くことにいたします。